超私的イケメン論。

とにかくアイドルの見た目に萌えるブログ

黒い瞳の貴公子。〜中島健人編その②〜

アイドルの瞳は、そうじゃない人間の何倍も光を吸収する力を持っていると思います。
吸収してそれを発信することに、常人では考えられないくらい長けてる。
NEWSコンに初めて参加した時、手越くんの瞳があまりにもキラキラしていて驚きました。
その輝きは24時間テレビで、24時間キラキラしていた瞳と同じでした。
もちろん、ライトの効果もあると思います。
でも、私に同じライトが当たったところであんな、ガラス玉みたいなキラキラした輝きにはなりません。
スポットライトなんて、中学生の頃文化祭で演劇を披露して以来当たったことはないけど。
それも、台詞が5つくらいしかない役だったから、大したライトも当たってないけれど。
そもそも、東京ドームのライトと、田舎の中学校の体育館のライトを一緒にするなって話だけど。
でも、当たる前から分かります。
あの、光を反射する瞳は私にはない。
私だけじゃない。その辺に歩いている人にはない。たぶん。いや、絶対。
手越くんなら、体育館のライトだって、目の中ガラス玉にしてキラッキラの光を返すことが出来ると思う。これも絶対。
だって、彼はアイドルだから。
それも、地下アイドルじゃない。自称アイドルでもない。
アイドル界のど真ん中のアイドル、だから。
あの眩しさに貢ぐんだから。…少なくとも、私は(手越くんの話は、手越祐也編で思い切りしよう。そうしよう)。



そんなわけで、中島健人編。その②です。
中島健人編では、こっちが本命。
けんてぃの魅力は瞳にあり!そう思っていたのに、昨日はうっかり口元について語り過ぎました。間違えた。



キラキラした瞳のアイドルを想像してけんてぃを見ていると違和感に気付くのです。
まぁ、アイドルにも色々あって、職人系もいれば、王子様タイプ、ヤンチャ系…とか。まぁ、その中で瞳キラッキラアイドルど真ん中!っていうのは、王子様タイプだと思います。
そもそも、なにをもって王子様タイプなんだか分かりませんが。
私にとって王子様と言えば相葉雅紀なので。でも、ネットニュースなんか見ても相葉さんを王子様系と括っている記事はない。
先日の記事では、王子様系ジャニーズと言えば手越祐也・山田涼介・中島健人、だと書かれていました。
だから、まぁ、一般的にはけんてぃは王子様ということになるのでしょう。
大丈夫、こっちだっていい大人です。自分の主観が世界の基準じゃないことくらい知っています。偉い人が中島健人は王子様、と言うならそうなんでしょう。
相葉さんは、相葉担の王子様。それで手を打ちます。

そんな、王子様系ジャニーズのけんてぃ。

そのけんてぃには、当然、瞳キラッキラを期待してしまいます。
なんせ、手越くんも山田くんもキラッキラだ。眩しいくらいにキラッキラ。
けんてぃにも期待するよね。
する。
…。

あれ?

けんてぃの瞳ってキラッキラしてなくねぇ?

これが、第一の違和感です。
おかしい。
キラキラしてない。王子様、なのに。
キラキラしていないせいで、王子様的熱量(褒めてる)も感じない。
王子様は悲しいことなんかないんです。王子様だから。
真っ白な国に住んでいるんです。王子様だから。
颯爽と現れて、キラキラ笑って、普通の女の子をお姫様に変えてくれる。
選ばれた人間として育てられた余裕と鈍感力。それこそが王子様の魅力です。
たとえ、山田くんや手越くんがそんな道を辿っていないとしても、そう思わせない、あくまでも王子様として振る舞えているなら王子様系アイドルだと思います。
努力も苦労も当たり前として捉え、キラキラ笑って、キラキラを分け与えてくれる。それこそが王子様。
でも、けんてぃの瞳にはその魔法のキラキラがありません。
全てを跳ね返す光がないのです。
なんなら、セクゾの他のメンバーの誰より瞳に映る光が少ない。


でも。
けんてぃの瞳は魅力的です。
光がないからこそ魅力的。
漆黒の瞳なんです。
キラキラしているガラス玉とは対極にある魅力。暗がりの美しさ。という雰囲気。
その瞳はしばしばライトから逸らされます。
まるで、光の向こう側を見るように。
瞳が目の端に寄り、元来丸く、げっ歯目の瞳のようなそれが、急に切れ長になるんです。
切れ長の目の端にある漆黒の瞳。
この字面だけでゾクゾクします。
光を跳ね返すんじゃない。吸収して、敢えて明るく照らさずに世界の果てまで見つめているような眼差し。
漆黒の色気、と呼ぶべきでしょうか。
もっと語彙があれば、もっと素敵な表現ができるんですが、私はにはこれが限界です。
本気の時のけんてぃの瞳は、獲物を捕らえた、白蛇みたいだなぁと思います。
美しく尊い白蛇。
運んでくるのは幸せだけじゃない。
それは、沼の底に連れ込むような黒い光です。
けんてぃが目を細めた時。その端に漆黒の瞳が動いた時。
王子様に照らされていた世界が黒く輝く。そんな、厨二っぽい言葉が頭に広がってしまいます。
シングル曲の冒頭を任されることも多いけんてぃ。
グループ最初のソロカットでカメラを捕らえるけんてぃの瞳。
下から上を見るような眼差しには、光ありません。
キラキラなんかしていない。
薄く開かれた瞳はまるで、水に濡れたように深い黒です。
全部は開けずに、全身でこちらを意識している瞳。
その不安定であざとくて計算された魅力に魅了されてしまうのです。私は。


私の中では、けんてぃは貴公子という括りです。
貴公子じゃなかったら伯爵。
ベルサイユのばら」でいうところのフェルゼン役者(すみません宝塚ファンなもので)。
キラキラしてる太陽みたいなオスカルが王子様系だとしたら(オスカルは女性だけど)、フェルゼンはキラキラだけじゃないんだ。
苦しい恋をしている。
昼ドラみたいな、ドロドロを抱え、オスカルが止めてもそれを止めない。
悩む姿も、王妃の元へ向かう姿も、最後愛する人を救えないところも、キラキラだけじゃ片付けられない。
でも、品があって、熱くて、危うさがある。
そこが魅了的。

けんてぃの色気はそんなイメージです。
普段、笑っているけんてぃは朴訥としていて、等身大で、踊っているときと別人過ぎてビックリしますが。
戦闘モードのけんてぃは、瞳から光が消え、切れ長の目が美しい、危うさ漂う貴公子だと思います。
その切れ長の瞳に不敵な笑みを浮かべた口元。
もう怖いものナシだな!
すごいアイドルがいるもんだ。と、感心しています。
その上、頭の回転も速いんだからね。すげーや、すげー。
やっぱり、1回コンサートにお邪魔して、その姿を拝むべきだな。私。と切実におもいます。



ちなみに。
私、ロシア民謡が大好きで。
中でも「黒い瞳」が大好きなんです。
あの、少し物悲しい旋律に乗せて中島健人が黒い衣装で踊ったらとんでもなく美しくなると思います(真顔)。
孤高の貴公子的な感じで。
ロシア民謡じゃありませんが、シンメの菊池風磨くんは「リベルタンゴ」の曲に乗せて踊って欲しいジャニーズナンバーワンです。
というか、リベルタンゴが似合うアイドルになりそうな予感ナンバーワン。
…この話もいつか書こう。



今回もなかなかの気持ち悪さでした。
でも、まだまだ書きます。気が済むまで。



ではでは。